午前中、用事をすませてから乗った山手線車内で思ったこと。
投票に行きましょうという内容の中吊りをみて、そのTVCMを思い出した。
「ニッポン!ニッポン!」
と言って何かのスポーツを応援する様子が写し出されている、アレ。
http://www.akaruisenkyo.or.jp/20saninsen/h/index.html
そういえば、「日本のスイッチ」
http://www.mainichi-msn.co.jp/column/etc/switch.html
で以前、『「日本」は「にほん」と読むか「ニッポン」と読むか』みたいな質問があって、
「ニッポン」だと「大好き日本」みたいなな感じがするなぁ、と思いながら答えたのを思い出して、
なんだか色々ぐるぐる考えたわけです。
まとまってないけど、言いたいことは、スイッチの本
http://mainichi-shuppan.com/cgi-bin/menu.cgi?ISBN=4-620-31676-8
で、ピーターバラカンが『「ニッポン」だとナショナリズムのニオイがするから「ニホン」』
と答えているのに対し、島田雅彦がサラリと『ニッポン』と答えているのがおもしろかった、ということです。
っていうか、ピーターバラカンが「ナショナリズム」って。
そんな感じで、『パピプペポ』がつく漢字って珍しいから「ニッポン」っていうのもありかな、
という答えを出したその時。

「にっぽりーにっぽりー」

さっそく『パピプペポ』がつく漢字に出会ってしまったわけです。

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渋谷で買い物。
一人でふらふらするのは気楽だが、キャッチとかがウザい。
逆らって怖い思いをしたことがあるので、走って逃げる以外の対応はしないことにしてるがどうも走らされすぎる。
疲れた。
で、映画館へ。
平日昼間なら空いているだろうということでこの日のこの時間を選んで正解。
まばらな客入りが心地よかった。
見ている間は感動とかそういうのはなくて、ただただながめていたのだけど、
最後、ほんとうに最後のところで不覚にも少し涙が出た。
なるべく違うことを考えるようにしていたのに。
(「きょーと、きょーとです」というあの独特のアナウンスや
南禅寺で感じだ風などを思い出したりして)
小さく写された南禅寺の写真だけのためにパンフを買おうか悩んだが、
買わない方がキレイな気がしたのでやめた。
ケータイの電源を入れると、妹からメールが。
『新宿ついたよ〜』
急いで外に出て、急に現実に戻されたことを知って愕然とした。
…全部わかってしまった。
妹に電話をし、新宿駅の中央線のホームで待ち合わせることに。
中野に、友人の出ている芝居を観に。
外は、蒸暑く嫌な天気。
しかし、劇場の中は水でいっぱいになった。
なつかしい、水のにおい。
海のにおい。
プールの、消毒液のにおい。
相変わらず笑いもたくさんで、今回はアドリブの大喜利みたいなやつが最高におもしろかった。
舞台上には何もないのに、不思議とその情景が目に浮かぶ。
役者っていうのはほんとうに凄い。
最後、カラダいっぱいにかいた汗が、ほんとうに水からあがってきたように見えて、
あれはあの何もない舞台上での最高の小道具だと思った。
いつものようにアンケートを書いて、待ち合わせ。
妹と、友人と、3人で食事。
5年以上の長い付き合いの中でこれ(この3人で食事)ははじめてのこと。
新宿に移動をして、キャパ800の大きな舞台近くの居酒屋へ。
その劇場で公演がある時は打ち上げにここを利用したりするそうだ。
それを聞いてちょっと感動。
「あの人やあの人やあの人がここに〜〜!」と。
私と妹は開演前にちょっと食べてしまってたからあまり食べられなかったんだけど、
彼は超走り回ったあとだったのでジューシー、っていうか、ジュージューな感じでよく食べていた。
貴重な話をたくさんした。
ヒミツな話もたくさん聞かせてもらった。
吉祥寺に滞在しているということだったので、サトウのメンチカツをすすめておいた。

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「彼らは2時間しか生きられないから」
そう言った彼がとてもかっこよかった。
尊敬できる友人を持っていると言うことはこれ以上ない幸福だ。

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